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映画『ファーストボイス』に思うこと

  • 執筆者の写真: 倫美 萩尾
    倫美 萩尾
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

こんにちは。社労士の萩尾です。

10月2日(金)に全国公開予定、綾瀬はるかさん主演の映画が実話からインスピレーションを受けて制作されたものとのことで、その実話のことについて少し思い出話をしてみます。

 1990年代の終わり、私が大学3年生だった頃、女性教授の労働法ゼミに所属しておりました。そのゼミの女性教授から数年前に放送された全国ニュースの録画ビデオを見せていただいたことがあります。それは、日本初のセクハラ裁判について取り上げられたニュースでした。地裁の判決にも関わらず、今でもジュリストの労働判例百選にも載っているその裁判に教授が関わっていらっしゃって、1992年ごろの裁判当時の状況について少し話を聞かせていただいていました。関連して、セクハラに関する法理論も詳細にご教示いただきました。

 先生は10年ほど前に鬼籍に入られたため、今考えるとなんと貴重な経験をしたのだろうと感謝の念がこみ上げます。

 1990年前後はセクハラをされたことに対し裁判で争うことが非常に大変だった時代でしたが、こういった裁判例の積み重ねにより法整備が進み、2026年の現在はセクハラに加えてパワハラ、マタハラ、育児介護休業に関するハラスメント、それから今年10月からはカスハラ、求職者に対するセクハラ防止対策と法律で規制されるハラスメントの範囲は広がりをみせています。

 地方の地裁判決が、このような影響力をもつ裁判になるとはどれだけの方が想像できたでしょう。私が存じ上げている裁判に関わった方の生の声はほんの一部ではありますがエンタメとしてどのように生まれ変わるのか10月に公開される映画を鑑賞するのが楽しみです。


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