世界陸上の熱気とともに
- clover-fstaff
- 11月5日
- 読了時間: 1分

先日「ひゃくえむ。」という映画を観ました。陸上の100m走という、わずか10秒の世界にすべてを懸ける人たちを描いた物語です。原作は『チ。―地球の運動について―』で知られる魚豊先生で、その独特の世界観や描写の深さにすっかり引き込まれてしまいました。ちょうど先月、世界陸上で日本選手たちの活躍を見ていたこともあり、より一層心を惹かれたのかもしれません。
中でも印象的だったのは、映像のリアルさです。「どうしてこんなに自然な動きなんだろう?」と気になり、調べてみると、実写映像をもとに作画する“ロトスコープ”という技法が使われており、走るフォームや息づかいまで本物のように感じられました。 しかも、小学生編ではあえてこの技法を使わず、高校生編から導入しているとのこと。アニメ制作チームのこだわりが伝わってきます。
10秒のために人生を懸ける人たちの姿に、私自身も「今できることに全力で向き合いたい」と背中を押されたような気持ちになりました。観終わったあと、心がじんわりと熱くなるような作品です。機会があれば、ぜひご覧になってみてください。M丸




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