福岡では5月に開催される運動会。
コロナ禍前、運動会と言えば子供たちの一大イベントで、家族全員で応援に行ってお昼休憩にお弁当を囲んで食べるのが定番でした。
運動会のお弁当は、ハレの日の弁当。
子供にとって運動会が楽しい思い出になるように彩り鮮やかに毎年一番力を注いで手作りしていました。
コロナ禍が過ぎ、運動会は午前中に終わって、お弁当は各教室で子供たちだけで食べるように変わりました。
それに合わせて、お弁当もこれまでよりも簡単に。
楽になり助かる一方で、みんなで集まってわいわいすることがなくなったことに寂しい気持ちも湧いてきます。
これが正解?
かといって、”またコロナ禍前のような運動会に戻してほしい”と率先していえるほどの余裕がないのも実感としてあります。
運動会は地元愛が高まるイベントととらえるのであれば、今の時代にあったそれに代わるような交流の機会が求められるのかもしれません。
これを、若干無理やりではありますが企業に当てはめると、エンゲージメント(従業員の会社に対する愛着心)をいかに高めるかに似た話ではないかと思います。
単に働きやすいだけでなく働きがいがある職場は、労働生産性も高いと言われます。
労働生産性が高まらなければ経営者は給与を安定的に上げることが難しいでしょう。
とはいえ過度な社内イベントは敬遠される時代でもあります。
経営者と従業員が一体となって自然にそれができるようにいかに取り組むか、押し付けにならないイベントを企画することも求められます。
(社労士 ハギオ)
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