10年ほど前から、メディアなどで「傾聴」という言葉をよく聞くようになりました。相手の話を聴く(聞くではないそうです)ことにより、悩んでいる相手に安心感を持ってもらい信頼してもらえる、相手も傾聴相手と話すことで自分の考えを整理できたりするそうです。
仕事でも私生活でもとても大切な事で40代を迎えた今、ぜひそういうスキルを身に着けたいと色々読んでいくと、このような意見にあたりました。
「傾聴を学んだであろう人と話すと逆にストレスがたまることがある。本当に悩んでいるときに、穏やかなうなずき方から話の運びまで一辺倒で逆に相手のテクニックに巻き込まれ、誘導される不安を感じる」
この意見を聞いて素人ながらに連想したのがモノマネ番組です。スキルや歌い方のテクニックで似せようとしている人が、とてもよく似て驚きますが本人が歌っているような心に響くものはない。
逆に本人の一部の特徴をデフォルメして伸び伸びと楽しそうに歌ったモノマネの方が高評価だったりするのは、モノマネする人がまずは「ご本人が好き」で近づきたいと絶えず努力されている、そしてやはりマネされる歌手ご本人が、心からにじみ出て人を感動させるホンモノの輝きを自然と持ち合わせているのだなと感じます。ホンモノのすごさです。
何事も素晴らしい本物のマネをするのは間違いなく上達の一歩ではあります。ホンモノを目指したい。そこにはスキルのみに満足して終わらない心の姿勢がとても大切なんだろうとな感じました。(そういいつつも最近のモノマネ番組で活躍している1曲で20人一挙モノマネ!という若手の方等にはエンターテイメントとしてのすごさを感じました)N友
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