
ここ最近の話題と言えば、元タレントとフジテレビ女性社員とのトラブルとその企業対応ではないでしょうか。
もし女性として同じような立場になったらあくまで私見ですが、そっとしていてほしいという心境になりそうです。
1回目の会見がクローズの形で行われたのはそういったことから女性への配慮かもしれません。しかし真実を隠すようにも見え批判を浴びて、2回目の会見がすべてをさらけ出すような異例の長時間に及ぶ会見となったのかもしれません。
人権人権とはいいますが本当にこれは女性の人権を守ったことになるのか、かえって追い詰められていないか気がかりです。何が最善の方法なのか手探りで誰も提示できないのが現状にも思えます。
人権意識の高まりの中、人権について対応できない企業をそもそもビジネスの土俵に乗せないという仕組み「ビジネスと人権」に基づいていると思われる対応が多くみられるようになりました。
十数年ほど前は、労働基準法を守っていたら商売ができないと経営者の皆さんから言われたものですが、今となっては労働基準法も守れないようでは社員を採用することなんてできないと感じます。もちろん、それだけ守っていればよい組織になるわけではありませんが。
これまでは、労働基準法と同じように人権もビジネスの足を引っ張る存在のように思われている節もありましたが、根本的に考え方を改めないと企業としての存続が難しい時代に変わってきていることを肌で感じます。(社労士ハギオ)
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